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    【工事成績評定】80点を取得するまでのロードマップ【6つのステップで解説】

    土木工事の現場代理人をしていますが、工事成績80点の壁が越えられません。
    一体何が違うのでしょうか?

    何も違いはありませんよ。
    もちろん『簡単』とは言いませんが、きちんと段階を踏んで対策することで、80点は誰でも取得可能です。

    こんにちは、当サイト『ドボクジゾー』を管理しているジュンチャムです。

    このサイトは、現役で土木工事の現場代理人をしている私が、過去に悩んだ経験をもとに情報を発信していくブログです。

    ジュンチャムってどんな人?
    ✅ 土木歴10年(現役)の現場代理人。
    ✅ 3児(小学生2、幼児1)の父。
    ✅ 趣味でメダカを飼っている。

    結論から言いますと、土木工事の工事成績評定で80点以上を取得することは誰でも可能です。

    これを見て、「10年程度の経験で何がわかるんだ?」と、思われた方もいるでしょう。

    その気持ちはわかります。

    私自身、20年、30年とこの仕事をしてきた方々との経験値は比べ物にならないですし、先輩方にはいつも助けられてばかりです。

    能力的にも決して高い訳ではありません。

    それでもここ数年ですが、担当した工事で80点を越える事はできていますし、優良工事表彰での受賞歴もあります。

    つまり、もちろん簡単ではありませんが、きちんと作戦を立てた上で頑張れば誰でも80点を越えることができるということです。

    今日は、工事成績を意識するようになってきた私のような中堅現場監督の為に、高得点取得する為に必要な事項を5つのステップに分けて解説していくので、是非、見てみてください。

    この記事でわかること
    • 工事成績評定で高得点をとるまでの流れ
    • 高得点取得の為の作戦の立て方

    \ クリックで見たい場所に飛べます /

    もくじ

    高得点取得までのステップ

    工事成績評定で高得点を目指すには、6つのステップを踏む必要があります。

    STEP
    過去の工事成績を分析する
    STEP
    弱点を洗い出し作戦を立てる
    STEP
    工事成績を意識した施工計画書をつくる
    STEP
    施工計画に沿って施工し、書類をまとめる
    STEP
    完成検査を受ける
    STEP
    工事成績獲得

    この6ステップです。

    step.1 過去の工事成績を分析する

    工事成績を上げる為には、過去の工事成績を分析することはとても大切です。

    あなたは、発注者から送られてきた工事成績を見て、「今回の工事は良かった(悪かった)なぁ」と言うだけで終わりにしていませんか?

    もし、そうだとしたらかなりもったいないです。

    なぜなら、この工事成績を分析することによって、その工事で評価された点、評価されなかった点がわかり、次につなげることができるからです。

    そんなこと言っても、どうやって分析したらいいかわかりません。

    そんなあなたの為に、私が過去にExcelで作った表を置いておきますね。

    無料ですぐにダウンロードできるリンクです。

    \ ここからダウンロード/

    ※Excelが使える環境でダウンロードして下さい。

    使い方こちらで説明しています。

    このように、点数を打ち込むと自動で計算して評価された部分が黄色になるように設定しているので、計算の方法がわからなくてもどのように評価されたかがわかるようになります。

    採点方法はほぼ全国共通ですが、発注機関によっては微妙に点数の配分が違う場合があります。
    その場合、このツールは使えないので注意して下さい。

    計算の詳しい方法や、採点の仕組みについて知りたい方には別記事で書いているので今日は割愛するとして、

    今日のところは、こちらの1つの工事を例に、分析してみましょう。

    スクロールできます
    評価項目細別評定点 / 満点
    1.施工体制Ⅰ.施工体制一般2.9点 / 3.3点
    Ⅱ.配置技術者3.5点 / 4.1点
    2.施工状況Ⅰ.施工管理9.4点 / 13.0点
    Ⅱ.工程管理7.1点 / 8.1点
    Ⅲ.安全管理6.2点 / 8.8点
    Ⅳ.対外関係3.7点 / 3.7点
    3.出来形及び出来栄えⅠ.出来形9.3点 / 14.9点
    Ⅱ.品質11.0点 / 17.4点
    Ⅲ.出来栄え7.5点 / 8.5点
    4.工事特性(加点のみ)Ⅰ.施工条件への対応6.5点 / 7.3点
    5.創意工夫(加点のみ)Ⅰ.創意工夫3.3点 / 5.7点
    6.社会性等(加点のみ)Ⅰ.地域への貢献等3.2点 / 5.2点
    7.法令遵守等(減点のみ)工事事故等による減点0.0点
    総合評価による減点0.0点
    評定点合計73.6点 / 100.0点

    これは数年前、私が70点台前半の点数を量産していた頃の実際の点数ですが、この場合、このような結果になります。

    とりあえず分析の準備は、これでOKです。

    step.2 弱点を洗い出し作戦を立てる

    それでは先程のこの結果を元に、弱点を洗い出してしてみましょう。

    評価された項目(a評価)
    • 対外関係
    少し評価された項目(b評価)
    • 配置技術者
    • 工程管理
    • 出来栄え
    評価されなかった項目(c評価)
    • 施工体制一般
    • 施工管理
    • 安全管理
    • 出来形
    • 品質

    この工事の場合、対外関係、配置技術者、工程管理、出来栄えの4項目はある程度評価されていますが、その他の施工管理一般、施工管理、安全管理、出来形、品質c評価でした。

    この5項目はいわゆる弱点といえるので、今後はこの点数を上げていく必要があります。

    弱点を克服するのではなく長所を伸ばすのではダメなんですか?
    例えば、配置技術者、工程管理、出来栄えはまだ伸びしろがあると思うのですが。

    その方法も確かに悪くはないですけど、土木工事の成績はできる項目とできない項目のばらつきがあるよりも、満遍なく全ての項目が平均以上にできている方が評価につながりやすいです。

    詳しくはこちらの記事に書いていますが、

    極端な話、全てb評価の場合でも80点を越えることができるので、とりあえずは、これを目標にするのが現実的なんですよね。

    \ これで82.3点!! /

    もちろん、1度に全項目の評価を上げるのはかなり難しいので、いくつかの工事毎に目標を立てて、少しづつ平均点を上げていくとよいでしょう。

    施工前

    では、前回の工事でc評価だった5つのうち、施工管理一般、施工管理がb評価になることを目標としよう。

    次回の目標
    • 施工体制一般
    • 施工管理
    • 安全管理
    • 出来形
    • 品質
    結 果

    \ 75.6点 /

    施工前

    次は安全管理を頑張ろう。

    次回の目標
    • 安全管理
    • 出来形
    • 品質
    結 果

    \ 76.9点 /

    このように、弱点を少しづつ克服して点数を上げていくイメージですね。

    実際に私の場合、4現場をかけて徐々に平均点を上げていき、2現場は80点取りに行って届かず、実際に取得できたのは80点を取ろうと決めてから7現場後です

    この事から見ても私が決して仕事ができるタイプではないっていうことがわかりますよね。

    要領がよかったりセンスがあるともっと早く到達できると思います。

    でも、だからこそ言えることがあります。

    80点は誰でも取得することができます。

    必ずです。

    諦めずに頑張っていきましょう。

    step.3 工事成績を意識した施工計画書をつくる

    工事成績で高得点を目指す上で、施工計画書は重要な意味を持っていますが、この施工計画書を作る時に利用できる施工計画作成支援システムは数多くあります。

    有名なところでいうと、デキスパートやEX-TREND武蔵あたりが有名ですね。

    これを使うことで、誰でも簡単に施工計画書を作ることができるとても便利なもので、実際に私もデキスパートの施工計画書作成支援システムで作った書類をベースにしています。

    これを読んでいるあなたも、きっと何かしらの施工計画作成支援システムを使っているとは思いますが、まさかこれで出来上がった書類をそのまま提出していませんよね。

    それでももちろん、完成検査に合格して工事を終わらせることはできます。

    しかし、工事成績で少しでも上を目指すのであれば話は別です。

    なぜなら、施工計画作成支援システムにはこんな弱点があるからです。

    施工計画作成支援システムの弱点
    • 現場に当てはまらない内容が含まれている場合がある。
    • 出来上がった施工計画書の内容を理解していない可能性がある。
    • その現場の特性が反映されていない。

    現場に当てはまらない内容が含まれている場合がある

    施工計画作成支援システムは、一般的な工事に必要な項目が最初から入っているので、工事によっては必要のない内容も含まれています。

    1つ例を挙げると、完全自社施工の工事の施工計画書に月一で協力業者の代表者が参可する安全衛生協議会を行う。なんて書いてあったらおかしいですよね。

    そういった現場に当てはまらない内容は削除するようにしましょう。

    出来上がった施工計画書の内容を理解していない可能性がある

    施工計画作成支援システムを使うと、誰でも施工計画書を作ることができてしまいます。

    極端な話、現場作業をしたことがない事務員さんが作っても、かなり完成度の高い施工計画書が出来上がってしまいます。

    経験の少ない現場技術者でも同じです。

    「立派なことが書いてあるけど、内容を本当に理解してる?」ってことにならない為にも、理解できない文面は消したり、自分の言葉に書き直すようにしましょう。

    その現場の特性が反映されていない

    実はこれが一番大きいです。

    施工計画作成支援システムは、日本中のどの現場でも使えるように、どこの現場でも当てはまる一般的な内容しか記載されていません。

    その地域にしか発生しない風土のこと、小・中学校や地域住民への配慮、交通環境、その現場にしか発生しない特殊な事項等は当然、施工計画書に盛り込んでいかなければなりません。

    むしろここの部分の充実度が施工計画書の完成度の差と考えてよいでしょう。


    発注者の担当や、総括監督員、検査官は今までたくさんの書類を確認してきたプロなので、施工計画書を見ただけでその技術者がどのぐらいのレベルで、どれぐらいの気持ちを込めて作った書類なのか解るはずです。

    技術者としてのレベルは私自身も今だに経験不足を感じる部分は多くてまだまだですが、少なくともこの現場(状況)に関してはどこの誰よりも理解している!!って思えるぐらい魂を込めると結構報われるものですよ。

    step.4 施工計画に沿って施工し、書類をまとめる

    施工計画書は、作って終わりではありません。

    この施工計画書に書かれていることは必ず、やらなければならないからです。

    そして、施工計画書通りに施工するではなく証拠として写真に収めなければなりません。

    「やりましたが写真は撮っていません」は通用しないので取り忘れがないように注意しましょう。

    注意しなければならない項目
    • 施工後、不可視となる部分
    • 毎月する必要がある安全訓練、店社パトロール等
    • 考査項目別運用表に記載されている項目

    報告書を作る時にどんな写真が必要になってくるかを想像しながら1つ1つ撮影していくとよいでしょう。

    特に、考査項目別運用表(国土交通省)に記載されている項目は必ずチェックされ、それが評価に直結するので、ここに記載されている内容(特に出来形・品質)は、確実に写真を撮影し、必要であれば表を作ったりして、評価漏れがないように工夫してまとめましょう。

    考査項目別運用表(国土交通省)

    step.5 完成検査を受ける

    完成検査で注意しなければならないことは、過去の記事「土木工事の進め方」で書いたことと基本は同じです。

    完成検査の注意点
    • 焦らないこと
    • ハッキリと応答すること
    • ウソはつかないこと

    工事成績で高得点を狙っているからといって、気負う必要は全くありません。

    ただ、作った書類と現場を見てもらうだけです。

    と、私自身も検査前は自分に言い聞かせているのですが、なかなかうまくいきませんね。

    こればっかりは、何度も経験するしかないです。

    まあ、これが終わったら最高にうまい酒を飲むことができるので、頑張ってください。

    step.6 工事成績獲得

    自治体にもよりますが、検査後1か月程度で工事成績が届きます。

    ここで目標としていた点数が取れなかった方、めげずに頑張って下さい。

    私自身も狙っている点数に届かない経験は何度もしていて、その度にこれでもダメなんだからもうやってられん!!って思ったりもしました。

    それでも、あきらめずにやれば、いずれ報われる日が来ます。

    そして、目標の点数が取得できたあなたは、これからが始まりです。

    今後、この工事成績を足掛かりに総合評価方式の入札でも戦えるようになります。

    そういった工事をやっていく中で、私自身も未知の領域ですが85点・90点といった超高得点を目指して、これから頑張っていきましょう。

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