この記事では上記のような疑問を解決します。
大小関わらずどんな企業でも、最近は持っていてあたりまえのWEBサイト(ホームページ)。
今や企業用のコーポレートサイトだけでなく、各工事現場単位で情報を発信する為のWEBサイト(ホームページ)を作成する現場が増えてきました。
今日はこの「各工事現場でのホームページ作成」をする事でどのような利点があるか説明した後、実際の作り方についても書いてみようと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- 工事現場が情報発信する利点について知りたい。
- 現場ホームページを作成することで工事成績評定で高評価を狙いたい。
- どのホームページ作成サービスを使用したらいいのかわからない。
現場ホームページの必要性。
ホームページって何?
まず、ホームページとはパソコンやスマートフォン、タブレット端末を使用してインターネット上の情報を見るときに画面に表示される企業や個人が作ったひとまとまりのウェブページ群の事を言います。
正しくはそのページ群は「ウェブサイト」といい、最初のページだけを「ホームページ」というらしいのですが、私はこの道のプロではないので全部まとめて「ホームページ」という呼び方で統一しようと思います。
一般的にはこのホームページは、企業やお店の集客やイメージアップの為に作られてきたものなのですが、最近は誰でも簡単に(サービスによっては無料で)作れるようになった事から、ブロガーやインフルエンサー等の個人で作成している人も増えてきています。
現場ホームーページとは
私達が従事しているこの土木・建築業界では、元々一般的だった企業のイメージアップの為に作られるのはもちろん、最近では1つの現場が近隣に向けて情報発信をする為にホームページが作られることもかなり増えてきているように思います。
私の場合、こんな感じで作っています。
工事用ホームページ(見本)
現場ホームページが「ある」利点。
近隣住民へのイメージアップ
現場ホームページがある事の影響として、まず最初に考えられるのは「近隣住民へのイメージアップ」です。
正直言いますと、私達土木業者に対する世間のイメージは決して良くはありません。家の近くで何をしているのかもわからない作業を大きな音を出しながらしていると尚更です。
現場ホームページがあり、定期的に発信されている情報を見ることで、近隣に住んでいる方々は安心し、見守ることができます。
ホームページのURLやQRコードを現場の掲示板に貼るだけで思ったよりもたくさんアクセスがあって驚くこともしばしばありますね。
その結果、発注者にかかってくる苦情が減ります。
「音がうるさい。」とか、「こんな所で交通規制かけないでほしい。」と言った苦情は工事をしている以上、よくある事ですが、この手の苦情の電話は基本、発注者にかかってきます。
発注者から見た工事の印象にも関わるので、私達としてはできれば苦情は直接聞いてその場で対処したいのですが、ホームページに問い合わせフォームをつける事で、そこに書いてもらい、直接対処できる確率が上がります。
工事成績評定点アップ
次に、ホームページがある事の影響として、考えられるのは「工事評定点の向上」です。
特に加点を狙える項目は、「対外関係」、「創意工夫」、「社会性等」辺りです。
「創意工夫」での加点はもちろん、「対外関係」と「社会性等」は近隣住民や第三者に対する対応やコミュニケーションを評価する項目なので、確実に高評価を得る事ができます。
工事成績採点表の活用については過去に書いた事があるのでこちらも参考にしてみて下さい。
ホームページの内容に、例えば安全訓練(災害防止協議会)の内容や状況、工事の進捗を速める為の取り組み等を加える事で、(当然ホームページは発注者も見ているので)工事全体の評価の底上げも可能です。
企業のイメージアップ
ホームページを見るのは近隣住民や発注者だけではありません。
近隣の土木・建設会社も同業他社がどんな取り組みをしているか、実は気になっています。
現在、現場単位でホームページを作っている会社はまだ今のところは、それほど多くないので、それを実行していると言う事自体が、「企業のイメージアップ」につながります。
工事成績で高得点を狙うなら、作っておいて損はないので是非、試してみて下さい。
現場ホームページの作り方
WordPressって何?
WordPress(ワードプレス)とは、コンテンツマネージメントシステム(CMS)というものの1つです。
簡単に言うと、「ホームページ制作の技術が無い人でも簡単にホームページの管理ができる仕組み」です。
通常、ホームページを作る場合「html」や「css」等のプログラミング言語を学ぶ必要があるのですが、このWordPressを使用する事で、「html」コードが一切わからなくて「Microsoft Word」を使用している感覚でホームページを作る事ができます。
実際に世界中にあるWEBサイトの内、43%以上(日本では80%以上)がWordPressを使って作られているっていうぐらい圧倒的な人気を誇っています。
WordPressでホームページを作る際にかかる費用
では、私の例を見てみましょう。
まず、WordPressを利用する手順は大きく分けて3つです。
WordPress利用の手順
step1 レンタルサーバー・ドメインを準備する。
step2 WordPressをインストール・各種設定をする。
step3 工事の進捗に合わせて記事を投稿する。
この手順の詳しい説明をしだすとかなり長くなるので近々別記事でするとして、私の場合このようになっています。
サービス | jun-chamの設定 | 価格 |
---|---|---|
レンタルサーバー | エックスサーバー | 月額990円 |
ドメイン | エックスサーバードメイン | 1ドメイン永久無料 |
CMS | WordPress(ワードプレス) | 無料 |
ワードプレステーマ | THE THOR(ザ・トール) | 16,280円(買切り) |
初期費用として、レンタルサーバー(990円の36か月契約)に35,640円、ワードプレステーマに16,280円で合計51,920円でした。
私の場合、ワードプレスの初期設定にあまり時間を掛けたくなかったので有料テーマを購入したのと、できるだけ長期間支払いが発生しないようにレンタルサーバー代を一気に3年分払ったのでこの金額ですが、極力初期費用を抑えたい場合、サーバーを安価の『ロリポップ(月額220円~)』を等にし、ワードプレステーマを無料の物を使用することでかなり金額を抑える事も可能です。
※また近々、レンタルサーバーやドメイン、ワードプレステーマの比較記事も書いていこうと思います。
私の場合、会社と関係無く個人でレンタルサーバーとドメインを契約しています。
自分の担当する工事のホームページの作成はもちろん、いつでも作りたい時にブログを作って情報発信ができるようになるので便利ですよ。
WordPressは誰でも簡単、最速でホームページを作る方法。
WordPressのコツさえ掴めば、誰でも簡単にホームページを作る事ができます。
このページで何度か紹介している下のホームページは、このページをご覧の皆さんに何となくイメージを掴んでもらいやすくする為に新たに作ったものなのですが、実際、これをここまで作るのに1日もかかっていません。
工事用ホームページ(見本)
実際は、朝、9時頃から初めて、午後3時時点でこんな感じです。
あとは現場に合わせた工事概要を入れたり、お知らせを定期的に書き込んだりしてコンテンツを充実させる必要はありますが、現時点でも工事の情報を発信する目的としては十分機能すると思います。
正直、まだ全然WordPressを使いこなしていると言う訳ではなくてもこれぐらいの時間でここまでできるので、普段から工事書類をバリバリ作っている方ならWordPressを使った事がなくても数日あればホームページを形にすることが可能です。
ホームページを簡単、そして速く作るコツは、『WordPressテーマ(テンプレート)選び』にあります。
WordPressテーマとは、ホームページのデザインや構成、機能を変更するテンプレートです。
ExcelやWordを開いた時にもいろいろなテンプレートが選べるとおもいますが、これと似ています。
テンプレートを利用することで作りたい書類を一から作るよりも遥かに早く完成させられると言うことは皆さんもよく知っていると思いますが、WordPressも同じです。
これを上手に利用する事で誰でも簡単に、そして速く、ホームページを作る事ができるのです。
正直、私としては現場のホームページを作るぐらいなら、レンタルサーバーやドメインについてはどこと契約してもそこまで大きく変わらない(データ量、表示スピードが変わるぐらい)と思っていますが、テーマ選びは本当に重要なのでここはこだわっていきましょう。
※有料・無料関わらず優秀なテーマはたくさんあるので、近々、おすすめのテーマについても書いていこうと思います。
ちなみにこのサイト(ドボクジゾー)はこのテーマを使って作っています。
質が良くて評判のテーマを選んで作成時間を少しでも短縮できるといいですね。
まとめ
今日は現場ホームページについて書きましたが、これからは『企業』だけでなく『個人』や『現場』も、どんどん情報発信していくようになっていくと思います。
その時代に対応する為にもWEBサイト作成スキルはあって損はないはずなので、是非、試しにやってみて下さい。
それでは、ご安全に。
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