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    土木仕事で狙い目の資格、建設機械施工管理技士とは【難易度・勉強法も解説】

     
    建設機械施工管理技士っていう資格の特徴、取得の難易度も含めて詳しく聞きたいです。

    この記事では上記のようなお悩みを解決します。

     
    こんにちは、ジュンチャムです。

    土木系施工管理技士国家資格と言えば、最初に思い浮かぶのは『1級(2級)土木施工管理技士』だと思いますが、その日陰に隠れた実は狙い目の国家資格、『1級(2級)建設機械施工技士』についての話を今日はしてみようと思います。

    世間一般的にも馴染みが少なく、持っていても「何、その資格?」と言われることも少なくない資格ですが、是非、これを機会に見直してみてほしいと思います。


    建設機械施工管理技術必携 検定試験テキスト 1級・2級に対応[本/雑誌] 令和4年度版 / 建設物価調査会

    建設機械施工管理技術検定試験問題集 1級・2級に対応[本/雑誌] 令和4年度版 / 建設物価調査会

    この記事はこんな方におすすめ

    ・現場管理ができる土木系国家資格を取得したい

    ・2級土木施工管理技士が難しくて合格できる自信がない

    ・建設機械施工管理技士の資格で何ができるのか知りたい

    もくじ

    建設機械施工管理技士って何?

     
    そもそも、1級(2級)機械施工管理技士ってどんな資格なんですか?
     
    1級(2級)機械施工管理技士とは、施工管理技士国家資格のうちの1つです。

    建設機械施工管理技士とは

    建設機械施工管理技士とは、建設工事の機械化施工に従事する技術者の技術の向上を図ることを目的とし建設業法第27条第1項に基づき国土交通大臣指定機関が実施する国家試験です。この資格を取得すると、資格の等級(1級・2級)に応じて各種建設機械を使って施工する土木工事/舗装工事/とび・土工工事建設業法第26条の3で定められた技術者になることができます。

    この建設業法第26条の3では、工事1件の請負金額が3,500万円(建築一式は7,000万円)以上のものについては、元請・下請問わず、工事現場ごとに技術者を置かなければならない(※令和2年10月に条件緩和)事になっているので、公共工事の現場監督になるには建設業種に応じた施工管理技士国家資格を取得しなければいけません。

    そして、この建設機械施工管理技士はその条件を十分満たしているので、取得することで建設機械を用いる建設会社で重宝され、キャリアアップを図ることができるでしょう。

    建設業の種類1級(監理技術者)2級(主任技術者)
    土木(一式)工事
    とび・土工・コンクリート工事
    舗装工事
    ※『建設機械施工管理技士』という名称に疑問をもった方もいるかもしれませんが、2021年度から資格の名称が『建設機械施工技師』から『建設機械施工管理技士』に変更になりました。同年度から、第一次検定と第二次検定の2つに区分され、第一次検定合格者には『技術士補』として合格証明書が交付されています。

    建設機械施工管理技士をおすすめする理由

     
    タイトルにも建設機械施工管理技士は『狙い目』と書いてありますが、何が狙い目なんですか?
     
    それは、土木施工管理技士には無い、この資格ならではの特典が付いてくるからです。

    では、具体的にどんな特典がついてくるか見てみましょう。

    特典1 車両系建設機械の特定自主検査をすることができる

    厚生労働省が行っている各種技能講習等に関しては、該当する講習の受講義務が免除され、労働安全衛生法第45条第2項に規定する車両系建設機械の事業所内特定自主検査者の資格が得られます。

     
    うわぁ、ドロドロですね。
     
    そこは関係ないです。大事なのは会社で所有している重機の点検をしてこのステッカーを貼ることができるという事です。

    油圧ショベルやフォークリフト等、特定の建設機械は、1年以内に1回(不整地運搬車は2年に1回)、一定の資格を持つ検査者が行う検査を受けなければならないのですが、この資格を持っていると検査業者に出さなくてもそれを自分で行うことができるようになります。

    建設管理センター

    特典2 該当する種別の運転技能講習の全部又は一部が免除される

    次に、労働安全衛生法で定める各種運転技能講習の全部又は一部が免除されます。

    建設管理センター
     
    これは、どういう意味ですか?
     
    要するに、『乗って運転できる』ということです。この資格が運転免許の代わりになります。

    例えば、2級では1度に2つの種別まで受験することができるので、『第1種(ブルドーザー)』、『第2種(バックホウ)』を取得した場合、バックホウ・ブルドーザー・不整地運搬車を運転することができる上、その他運転技能講習の講習項目を一部免除で取得することができます。

     
    すごくいろんな事ができるんですね。
     
    そうですよね。現場で作業をする人間からすると、いろんな建設機械に卒なく乗れる人がいるとすごく助かります。

    『土木施工管理技士』と比べてどうなの?

     
    そんないい資格なら、何故、土木系資格といえば『土木施工管理技士』の方が一般的なんですか?
     
    それは『土木施工管理技士』は資格名に『土木』の文字が入っているという事が一番大きいと思います。

    建設系国家資格の資格毎のイメージ

    下の表を見てみて下さい。

    資格名称連想できる建設業種
    建築士建築
    測量士測量
    建築施工管理技士建築
    管工事施工管理技士管工事
    造園施工管理技士造園
    土木施工管理技士土木
    建設機械施工管理技士

    施工管理系国家資格は、そのほとんどが『建築施工管理技士→建築』『管工事施工管理技士→管工事』のように連想できる建設業種が名称に入っています。

    もちろん『土木施工管理技士→土木』も同じです。

    『建設機械施工管理技師』だけ、資格名称から連想できる建設業種がありません。

     
    確かに、『建設機械施工』って言われても一体何に該当するのかいまいちわからないですね。
     
    そうですよね、私もこの業界に入るまで『土木』=『土木施工管理技士』しかないと思っていました。それが世間一般のイメージだと思います。

    『土木施工管理技士』と『建設機械施工管理技士』の対応できる建設業種の違い

    次に、専任技術者になることができる建設業種を見てみましょう。

    建設業種土木施工管理技士建設機械施工管理技士
    土木一式工事
    とび・土工工事
    石工事 鋼構造物工事
    舗装工事
    しゅんせつ工事
    塗装工事
    水道施設工事
    解体工事
     
    対応できる建設業種が土木施工管理技士と比べて少ないですね。
     
    そうです。土木工事の専任技術者にはなれますが、例えば、『浚渫工事』や『水道工事』の配置技術者になることはできません。

    このように、建設機械施工管理技士の資格でも一般的な土木工事の現場代理人にはなれるのですが、土木施工管理技士のほうが、建設機械施工管理技士よりも対応する工事の種類が豊富なので、『技術者』としての視点で見ると土木施工管理技士の方が建設機械施工管理技士よりも重宝される事になります。

    『土木施工管理技士』と『建設機械施工管理技士』の住み分け

    この事からわかる2つの資格の住み分けはこちらです。

    資格名特徴
    土木施工管理技士『現場管理』に特化した資格
    建設機械施工管理技士『現場施工』に特化した資格

    先程説明したとおり、土木施工管理技士の方が建設機械施工管理技士よりも『技術者』としての格は上言うことができますが、『施工者』としてはどうでしょう。

    建設機械施工管理技士は資格を持っている時点で、確実に何かしらの建設機械を運転することができるので、流動的に動くことができ、いてくれると重宝する存在です。

    対する土木施工管理技士は、別途取得しなければ建設機械にも乗る事はできず、泥まみれになって手元作業をするわけでもない(そもそも求められてもいない)ので、現場の進捗への貢献度は建設機械施工管理技士に分があります。

    どちらも『技術者』に違いありませんが、あなたが最終的にどんな技術者になりたいかで目指す資格は変わります。

    こちらは2つの資格取得者の目指すべき姿です。

    どちらも能力のある技術者である事に疑いはありませんが、前者(土木施工管理技士)はどちらかと言うと発注者からの信頼が厚いのに対し、後者(建設機械施工管理技士)は現場内での信頼が厚いです。

     
    なるほど、『建設機械施工管理技士』は現場施工に特化した資格なんですね。
     
    その通りです。なので取得者は長年、現場一筋でやってきた人が多いです。

    建設機械施工管理技士の取得難易度

     
    この資格の取得難易度を教えて下さい。
     
     
    結論から言いますと、この資格は国家資格の中でも比較的『易しい』部類に入ると思います。

    建設機械施工管理技士の合格率

    こちらが、令和3年度の試験結果です。

    第一次検定 試験結果

    1級2級
    受験者数2,337人7,264人
    合格者数621人3,970人
    合格率26.6%54.7%

    第二次試験 試験結果

    1級2級
    受験者数569人3,881人
    合格者数369人2,917人
    合格率64.9%75.2%
     
    一次試験より二次試験の方が合格率が高いんですね。
     
    そうなんです。なのでこの試験は第一次試験が鬼門になります。

    合格率はその年によって多少上下するのですが、平成29年~令和3年の間の2級建設機械施工管理技士の合格率の平均は学科試験が50.90%、実地試験が82.55%となっており、基本的には『学科試験をクリアできれば実地試験は余裕』と言われてきました。※実際はちゃんと対策をする必要があります。

    しかし、この試験は機械の運転技術を問われるのではなく、現場管理者として基本に忠実に、安全を確認しながら作業をすることができるかを見る試験なので、その本質を忘れず、きちんと対策をすれば普通に合格することができます。

    その上、二次試験の対策は一次試験の合格がわかった後にすることが可能なので、この試験に合格するには、まず『学科試験』に合格することを目標にするとよいでしょう。

    第一次試験の内容

    2級

    共通問題

    科目出題数解答数解答形式
    土木工学12問9問(選択)四肢択一
    施工管理法6問6問(必須)四肢択一
    建設機械原動機2問2問(必須)四肢択一
    石油燃料1問1問(必須)四肢択一
    潤滑剤1問1問(必須)四肢択一
    法規5問3問(選択)四肢択一
    法規5問3問(選択)四肢択一

    種別問題(偶数種別から1種・奇数種別から1種の『最大2種』まで受験可)

    種別科目出題数解答数解答形式
    第1種・トラクター系建設機械
    ・トラクター系機械操作施工法
    20問20問(必須)四肢択一
    第2種・ショベル系建設機械
    ・ショベル系建設機械操作施工法
    20問20問(必須)四肢択一
    第3種・モーター・グレーダー
    ・モーター・グレーダー施工法
    20問20問(必須)四肢択一
    第4種・締め固め建設機械
    ・締め固め建設機械操作施工法
    20問20問(必須)四肢択一
    第5種・舗装用建設機械
    ・舗装用建設機械操作施工法
    20問20問(必須)四肢択一
    第6種・基礎工事用建設機械
    ・基礎工事用建設機械操作施工法
    20問20問(必須)四肢択一

    第一次試験は全ての問題が『4つの選択肢の中から選ぶ』四肢択一の解答形式です。

    合格基準は解答する問題、45問中27問(60%以上)です。

    2級の場合、基本、マークシートに記入するだけで、他の施工管理技士試験にあるような穴埋め問題や文章を書きこむ内容が無いという事が、比較的取得難易度が低いと言われる理由となっています。

    ※2021年度から施工管理法の科目が新しく追加されました。

    1級

    科目出題数解答数解答形式
    土木工学12問10問(選択)四肢択一
    施工管理法10問10問(必須)四肢択一
    建設機械原動機2問2問(必須)四肢択一
    石油燃料1問1問(必須)四肢択一
    建設機械10問10問(必須)四肢択一
    建設機械施工法10問10問(必須)四肢択一
    法規5問3問(選択)四肢択一
    法規5問3問(選択)四肢択一

    1級でも、第一次試験は全ての問題が2級と同じ『4つの選択肢の中から選ぶ』四肢択一の解答形式です。

    2021年度から施工管理法の科目が新しく追加された点も同じですが、問題の難易度は2級と比べてかなり上がります。

    従来あった記述式の問題が無くなり、『第二次試験』に出題されるようになったので、以前よりは少し対策が楽になったのではないでしょうか。

    合格基準は解答する問題、50問中28問(56%以上)です。

     
    正直、『土木工学』や『法規』等は、土木施工管理内容が被っていたり普段の仕事で聞き馴染みのある言葉があったりするのですが、『建設機械原動機』『建設機械』とかになると言葉の意味すらわからないところから始まるので、その辺りをしっかりと勉強する必要があります。

    この鬼門の第一次試験を合格することで、『比較的易しい』と言われる第二次試験に挑戦することができます。

    第二次試験の内容

    2級

    筆記試験

    科目出題数解答数解答形式
    施工管理法10問10問(必須)四肢択一

    実技試験

    ※6種別の中で、第一次試験で合格した種別を受験する

    種別科目内容
    第1種トラクター系建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第2種ショベル系建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第3種モーター・グレーダー操作施工法所定のコース内で操作施工
    第4種締め固め建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第5種舗装用建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第6種基礎工事用建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工

    元々はこの実地試験は実技試験のみでしたが、2021年度から変更になり、『施工管理法』の筆記試験が追加されました。とは言っても解答形式が『四選択肢』である為、しっかり対策をすれば十分対応可能だと思われます。

    実技試験は従来と全く変更はないので、こちらもしっかり対策し、試験に臨みましょう。

    1級

    筆記試験

    科目出題数解答数解答形式
    組合せ施工法2問2問(必須)記述
    施工管理法3問1問(選択)記述
    建設機械施工法3問1問(選択)記述

    実技試験

    ※6種別の中で、2種別を選択して受験する

    種別科目内容
    第1種トラクター系建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第2種ショベル系建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第3種モーター・グレーダー操作施工法所定のコース内で操作施工
    第4種締め固め建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第5種舗装用建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工
    第6種基礎工事用建設機械操作施工法所定のコース内で操作施工

    従来の記述試験『組合せ施工法』に加え、『施工管理法』『建設機械施工法』が追加されました。

    その為、以前よりも難易度が高くなります。

    実技試験は従来と変わりありません。

    建設機械施工管理技士の勉強法

     
    この資格の効率の良い勉強法はありますか?
     
    それは『正しいテキスト』を使う事です。

    建設機械施工管理技士のおすすめのテキスト

    正直に言いますと、私が思う、建設機械施工管理技士資格の勉強に適した教材は2つしかありません。


    建設機械施工管理技術必携 検定試験テキスト 1級・2級に対応[本/雑誌] 令和4年度版 / 建設物価調査会

    建設機械施工管理技術検定試験問題集 1級・2級に対応[本/雑誌] 令和4年度版 / 建設物価調査会

    建設物価調査会が発行しているテキストと問題集です。

     
    これだけなんですか?
     
    私がこの資格を取得する遥か昔から『建設機械施工管理技士(施工技士)はコレ!!』と言い伝えられてきました。

    おすすめの勉強法

    おすすめの勉強法は、『問題集をひたすら解く』です。

    『建設機械施工管理技士の問題はこの本(問題集)から出る』と巷(少なくとも私の周り)では信じ続けられているので、私は『問題集のみ』を購入して勝負しました。

    心配な方はテキストも問題集も両方買うのもアリだと思いますが、正直、値段が安いものではないのでどちらかでいいと思います。

     
    同じ会社で2名以上で受験をすると、休憩中にお互いに問題を出し合ったり、意識し合ったりできるのでおすすめです。

    まとめ

    今日は『土木施工管理技士』の陰に隠れた実は狙い目の資格、『建設機械施工技士』についての話をしました。

    これから受験が決まっている方も、受けようと思っている方も、この記事を見て参考にしていただけたら嬉しいです。

    それでは、ご安全に。

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    もくじ