当サイト(ドボクジゾー)について
皆さんは『土木』と聞いてどのような印象を持っていますか?
建設業の中の土木作業員(いわゆるドカタ)は毎日朝から晩までドロドロの作業服を着てハードワークをする。
肉体労働なので体力が必要で危険な作業も多いイメージから『3K』、「きつい」「汚い」「危険」の代表格とも言える職業と長年言われてきました。
さらに「給料が安い」「休暇が少ない」「かっこ悪い」の3つも加えて『6K』と呼ばれることもあります。
私自身、十年程この業界に従事していますが、世間からのイメージは決して良いとは言えず、「結局俺達、ドカタだから」等と、その事を自虐的にネタにする事も少なくありません。
確かに建設業は昔から、その日作業に見合った職人の貸借り(人工出しともいう)が当たり前に行われている業界です。
基本は型枠組立は『型枠大工』、打設は『ポンプ屋』と『左官屋』といったように、専門の技術を持った職人が自身の技術に見合った作業をしていくのですが、その中に実は『その日限りの日雇い労働者』も紛れこんでいるのが実状で、所属会社不明の作業員が何か事件を起こした場合『土木作業員』と呼ぶ他なかったのかもしれませんが、そのイメージが強く印象に残った結果、『ドカタ』=『良くない』みたいな構図が何となく浸透したのかもしれません。
なので、一人でも多くの建設関係者がSNSやブログ、ホームページ等を利用して情報発信していくことでこのイメージを少しでも払拭できないかと思い、微力ながらこのブログを立ち上げました。
何故『地蔵』なの?
大きな現場になればなる程、職人にとって『現場代理人(現場監督)』は何をしてるかわからない存在になります。
一緒に作業をするわけでもなく、表では「監督さ~ん。」なんて呼ばれていても陰では「あの地蔵、何もしねえくせに。」とか言われています。
実際、現場監督は発注者や地元の調整、協力業者間の日程や工法の調整、書類作成等々、多くの仕事をしていますが、そのほとんどは目に見えない仕事です。
目に見えないだけに「あの人はがんばっている」という評価が正直、しづらいです。
その上『責任の重さ』が半端じゃなく、自分のその瞬間の判断一つで簡単に『数千万円の損害』がでたりするので精神的にかなり消耗します。
土木というのは自然を相手に仕事をしている為『絶対に大丈夫』という状況はほぼ無く、大体は『経験上、うまくいくと思うけど正直どうなるかわからない』状態で最終決定を下すことになります。
そのプレッシャーを噛み殺し、現場の空気が悪くならないように何食わぬ顔で毎日現場に行き、陰で悪口を言われる慈悲深い存在、それが『現場監督(ドボクジゾー)』です。
今後、どんな記事を書いていく?
このブログに書いていく内容
・『建設』『土木』関係の近年の動向。
・現場代理人としての現場管理の方法や内容。
・一般の方々に向けた土木の基礎知識やイメージアップ。
・『現場』や『個人』『建設業者』が情報発信する為のホームページ(ブログ)の作り方。
等々
とにかく、私のわかる範囲で、書ける事から書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
中小企業の現場代理人兼重機オペレーター兼作業員。
市、県の(数千万円~1億数千万円)規模の土木工事で作業員から現場代理人まで満遍なくこなす。
国交省工事経験なし。
工事成績評定最高得点 83点
土木経験 約10年
関連サイト じゅんちゃむ│理想を叶える外構工事のすすめ
それでは、ご安全に。