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    『超初級編』建設・土木現場で利用されているドローンの活用法

    こんにちは、ジュンチャムです。

    国土交通省が推進するICTによる土木現場の効率化(i-Construction)の中で導入が進んでいる、UAV(Unmanned Aerial Vehicle=無人航空機、通称:ドローン)。

    最近は大規模工事だけでなく、小規模な土木工事でも上空にドローンを飛ばしている現場が珍しくなくなってきました。

    今日はこの『ドローン』の活用について書いていこうと思います。


    この記事はこんな方におすすめ

    ・ドローンを導入したいけどどのように活用していいのかわからない。

    ・ドローンを使ってどんな事ができるのか知りたい

    ・いろんな種類のドローンがあってどれを選べばいいかわからない。


    もくじ

    ドローン(UAV)って何?

    ドローン(UAV)とは

    ドローン(UAV)とは操縦士が乗らない、無人飛行機のことです。全長10センチ程度の小型のものから、30メートル超の大型のものまであり、ヘリコプターや飛行船の形をしたものもあります。

    従来のラジコンとの違いは、自動飛行が可能なことや、ただ飛ばすだけでなく、何らかの役割を果たすという目的を持って飛行させることなどが挙げられます。

    土木工事におけるドローンの活用

    私達が従事している土木業界では、主に測量作業に利用されています。

    光学カメラで写真を撮影しながら上空を飛び回り、レーザー測距装置で得られた情報と光学カメラで撮られた写真を専用ソフトを使って3次元点群データに解析し、そのデータをもとに地形や土量の算出を行います。

    撮影にドローンを使用することで、従来の航空測量と比べてローコストで上空からの写真撮影が可能です。又、低高度で飛行することが可能なので、結果として取得できる点群データが高密度になり、精度の高い測量が可能となります。

    何だか難しそうですね。

    そうですね。
    いくらローコストでできるとは言っても データ解析ソフトも安い物ではないですし、扱うにはそれなりの技術が必要なので、ドローン測量を急に始めようと思っても対応しきれない部分は確かにあります。

    実際に、導入コストと技術者不足の面でドローンの購入を見送っている中小建設会社は数多くいます。

    何より、私達が工事を受注する段階ではもう決まっている設計通りに施工していくだけの為、トータルステーションさえあれば工事ができてしまうという事実も購入に踏み切れない原因かもしれません。

    土木工事でのドローン活用

    現場でのドローン活用(初級)

    では、実際に工事現場でどんな風に活用されているんですか?

    実際は、高次元でバリバリにドローン測量をしている工事現場は別として、大体の場合、上空から撮影した写真を『工程管理』や『地域への広報活動』等に役立ててます。

    施工範囲が広い現場だったり、法面工事のような高低差が大きな工事は上空から写真を撮影した方が進捗状況を把握しやすいのでドローンがよく利用されます。

    これを発注者に提出する週間・履行報告に貼り付けて提出したり、掲示板に貼付けたりすることで工事全体のイメージアップを図ります。

    なるほど、これならすぐに始められそうですね。

    そうですね。
    ドローンだけあればできるのでハードルは低いです。

    ※但し、飛ばしていい場所とだめなところがあるので注意が必要です。

    国土交通省 無人航空機の飛行ルール

    現場でのドローン活用(中級)

    橋梁の維持点検にもドローンが使われています。

    高度経済成長期に急速に整備された日本のインフラは今、次々に老朽化していて、道路や橋、トンネルの維持修繕工事が増えてきているのですが、その損傷位置及び範囲の確認をドローンですることができます。

    これまで、インフラの点検は高所作業車や橋梁点検車など専用の車両を出動させ、それに乗った作業員が構造物に近づき、目視及び打診棒によって確認、撮影がされてきました。

    修繕工事施工時は、着工前に損傷範囲が広がっていないか確認をしてから作業に入る必要があるのですが、吊り足場が設置されるまでは損傷個所の確認をすることもできず、大幅なタイムロスが生まれていたのですが、事前にドローンで確認をしておくことで、この確認作業をスムーズにすることができるようになります。

    インフラの他にも、マンションの外壁や住宅屋根の維持点検にもドローンが使用されているみたいです。

    土木工事におすすめのドローン

    DJI PHANTOM 4 PRO

    高い動画処理性能を持つ定番のコンパクトドローンです。4k動画や静止画の連続撮影など空撮に欲しい機能をすべてそろえています。

    DJI Mavic Pro

    コンパクトでパワフルなドローンです。コンパクトに折りたためるため、様々な現場に運び込むことが容易です。

    DJI Inspire 1 pro

    簡単な操作で最先端の空撮ができるドローンです。4カメラ搭載で安定性に富んだ飛行性能で、柔軟な撮影が可能です。

    DJI Spark

    ミニサイズのドローンです。ミニサイズでありながら、プロ仕様のレンズを持った撮影能力とパワフルな飛行能力を持っています。

    産業用ドローンレンタル

    いきなり高価なドローンを購入するのはちょっと気が引けるって方はドローンをリースしてみるのもいいかもしれません。ここで借りたドローンを使用してみて、気に入った機種が見つかってから購入するのもアリだとおもいます。

    まとめ

    まだまだ発展途上のドローン土木業界ですが、どんどん利用している会社は増えていっているように思います。

    早く導入したい気持ちもあると思いますが、利用する時は法令を守り、事故のないように気をつけて飛行させましょう。

    また、各保険会社やドローンメーカーから保険が提供されていますので、万が一に備え加入することにお勧めします。

    それでは、ご安全に。

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