MENU
ブログランキング・にほんブログ村へ

    『登山家』に学ぶ、土木作業に本当に適した防寒対策とは

    こんにちは、ジュンチャムです。

    あなたは冬場、『作業中は汗をかいて暑かったけど休憩になって作業を止めたら一気に寒くなった』なんて経験はありませんか?

    寒い屋外で作業している土木作業員にとって頭を悩ませるのが、作業中の防寒対策。私達は作業が始まると基本、「現場から離れて防寒着を買いに行く」なんて事はできない為、事前に天気や気温の変化への備えをしておく必要があります。

    ただ暖かいだけでなく、激しい作業で汗をかいた後も快適に過ごせるように、今回は登山やスノーボード等のアウトドアの基本を参考にしながら、土木作業に適した防寒対策について考えてみようと思います。


    この記事はこんな方におすすめ

    ・ 汗をかいた後の休憩中に寒くならない方法を知りたい。

    ・ 作業着の下に着こみすぎて動きづらい。

    ・ 防寒対策に何を着ていったらいいのかわからない。


    もくじ

    『登山家に学ぶ』防寒対策のキホン

    まず、登山にも土木作業にも共通して言える事は、「動きを妨げない動きやすいものを選ぶ」と言うことです。いくら暖かくても体の動きを妨げるような防寒着は土木作業向きではありません。適度にゆとりがあり、ストレッチの効いている素材のものを選ぶことで、暖かくて動きやすい、快適な状態で仕事をする事ができます。

    ・服装のキホンは『重ね着』にアリ

    モンベル

    ウエアの構成を「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3層の重ね着とすることをレイヤリングといいます。

    「ベースレイヤー」とは、汗を素早く吸水拡散する「肌着」の事です。「ミドルレイヤー」とは保温性を確保する為に中に着る「中間着」です。フリースや薄手のダウンジャケット等がこれに当たります。「アウターレイヤー」とは、外気(雨・風・雪)から体を守る為に、一番外側に着る物です。

    ・シチュエーションに合わせたレイヤリング

    その日の気温や天気に合わせてレイヤリングを変更することが大切です。冬場はアウターは必須ですが、天気が良くて暖かい日は着ていなくてもいいかもしれません。

    そして暑さの調整はミドルレイヤーで行います。基本的には厚手の物を1枚着るのではなく薄手の物を何枚も着ておき、作業中、状況に合わせてこまめに脱ぎ着することで体温調整をしましょう。

    土木作業に適した防寒着(ベースレイヤー編)

    ・ベースレイヤー選びのポイント

    ベースレイヤー選びで大切なのは(素材)です。なぜなら土木作業は大量に汗をかきます。

    この汗がじつはかなりの曲者で、着用している素材によっては汗によって体が冷えるという事がおきてしまうのです。

    私達が普段着ている綿素材のシャツは肌触りはいいのですが濡れると保水してしまい、乾きにくいので、体温を奪います。

    動いて汗をかいているうちはいいのですが、止まった瞬間、自分の汗で体が冷えて寒くなってしまうので土木作業のインナーとしては向いていません。

    同様の理由でヒートテックもおすすめはできません。ヒートテックに使われている素材「レーヨン」という繊維が保水して、乾きにくい性質をもっているからです。(重機オペ等、汗をかかない作業をしている方には抜群に暖かいのでおすすめです。)

    対象に、土木作業のインナーに向いているのは「ウール」と「ポリエステル」です。「ウール」は保水性が高く乾きにくい素材なのですが、繊維が立っている為、綿や他の素材のように汗冷えしにくく、又、保温性にも優れています。

    「ポリエステル」は速乾性に優れている為、汗がすぐに乾きます。

    ・おすすめのベースレイヤー

    ウール

    ポリエステル

    土木作業に適した防寒着(ミドルレイヤー編)

    ・ミドルレイヤー選びのポイント

    ミドルレイヤーは、肌着とアウターの間に着るもので、フリースや長袖シャツ、インナーダウン、ベストなどがこれにあたります。

    気象条件や発汗・運動量などに応じ、脱ぎ着しながら体温調整をする為、薄手のものを何枚か着ておく方がいいと思います。また汗をスムーズに透過させる通気性や速乾性も大切なポイントになります。

    ・おすすめのミドルレイヤー

    フリース

    ダウン

    土木作業に適した防寒着(アウターレイヤー編)

    アウターレイヤー選びのポイント

    「アウターレイヤー」とは、外気(雨・風・雪)から体を守る為に、一番外側に着る物です。

    「GORE-TEX」等の防水透湿素材を使ったジャケットが様々なメーカーから出ていますが、土木作業では必要ありません。最近は普通にストレッチ素材の高品質な合羽が増えてきたのでそれで充分だと思います。私の場合は現場への行き帰り用のアウターを着て行き、現場で合羽や防寒ヤッケ(晴れた日)に着替えるという風に、移動用と作業用を分けて使っています。

    ・おすすめのアウターレイヤー

    防寒ヤッケ

    合羽

    まとめ

    今日は作業時の防寒対策について書いてみました。

    私達の仕事は冬場であっても汗をかくので「登山ウェア」を参考に防寒対策をしましょう。

    基本を押さえれば休憩中も汗冷えすることもなく過ごせるはずなので是非、試してみて下さい。

    それでは、ご安全に。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメントする

    もくじ